概念と個別性 : スピノザ哲学研究
著者
書誌事項
概念と個別性 : スピノザ哲学研究
東信堂, 2012.3
- タイトル別名
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Notion and singularity : a study of Spinoza's philosophy
- タイトル読み
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ガイネン ト コベツセイ : スピノザ テツガク ケンキュウ
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注記
博士論文『スピノザ哲学における概念と個別性』(東京大学, 2009年) に基づいたもの
欧文タイトルは奥付上による
参照文献一覧: p285-299
内容説明・目次
内容説明
スピノザの主著『エチカ』は万人の普遍的理解を求め、数学的明晰をめざしたいわゆる幾何学的形式で書かれている。だがその一般的概念を堅牢に積み重ねた形式的叙述は、事象の具体的な個別性の展開を阻んではいないか?スピノザの究極の意図が、われわれにおける最高の幸福の獲得という、明確に「個」を志向したものである以上、この疑問は放置できない—叙述の中に隠れた個別性をめぐって精細に読み解かれる、スピノザ哲学の中核的課題。
目次
- 序論 個別性の問題
- 第1章 観念と概念—スピノザによる形而上学批判の射程
- 第2章 「身体の観念」とは何か—『エチカ』の存在論的結構
- 第3章 人間の幾何学—関係性の一般理論のなかで
- 第4章 至上の喜びのありか—『エチカ』の到達点の解明
- 結論 概念と個別性
「BOOKデータベース」 より