ヘーゲル・未完の弁証法 : 「意識の経験の学」としての『精神現象学』の批判的研究

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書誌事項

ヘーゲル・未完の弁証法 : 「意識の経験の学」としての『精神現象学』の批判的研究

黒崎剛著

（早稲田大学学術叢書, 21）

早稲田大学出版部, 2012.3

タイトル別名

Hegel: the unfinished dialectic : a critical study of the Phenomenology of spirit as the "science of the experience of consciousness"

ヘーゲル未完の弁証法 : 意識の経験の学としての精神現象学の批判的研究

タイトル読み

ヘーゲル・ミカン ノ ベンショウホウ : 「イシキ ノ ケイケン ノ ガク」 トシテノ 『セイシン ゲンショウガク』 ノ ヒハンテキ ケンキュウ

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注記

その他のタイトルは標題紙裏による

文献一覧: p657-671

内容説明・目次

目次

  • なぜいま『精神現象学』を読み直すべきなのか—「認識主義」から「存在知」の立場への哲学の転換のために
  • 第１篇　「意識の経験の学」の構想と展開—ヘーゲルによる「思考と存在との同一性」の追求（「意識の経験の学」の正当性とその構想の解明；「無限性」による存在学の基礎付け—対象意識から自己意識への還帰の意義；自己意識の構造と「意識経験学」から「精神の現象学」への変容；理性論における無限性の論理の展開—「無限判断」から推理への転換による「観察者の立場」の克服）
  • 第２篇　「精神の現象学」としての意識経験学の完成（「精神」論—近代社会システムの意識経験学；「絶対知」—「相互承認」によって意識と対象との対立を解決する試みとその帰結；ヘーゲル哲学の原理の完成—「弁証法」と「絶対精神」の論理）
  • 第３篇　『精神現象学』とヘーゲル弁証法の解明と諸解釈（最終考察—ヘーゲルの「精神の弁証法」はなぜ社会認識の方法論として破綻したか；『精神現象学』はどのように読まれてきたのか—六つの解釈類型に基づいて）
  • 総括と展望　「意識経験学」の再興と「弁証法」の完成に向けて

「BOOKデータベース」 より

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