宗教と権力の政治
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宗教と権力の政治
(講談社学術文庫, [2139] . 「哲学と政治」講義||テツガク ト セイジ コウギ ; 2)
講談社, 2012.11
- タイトル読み
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シュウキョウ ト ケンリョク ノ セイジ
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注記
原本は2003年、講談社より刊行された
内容説明・目次
内容説明
それぞれに忠誠心を要求し、人間の行動を左右し、激しく衝突してきた「聖」と「俗」との長い抗争は、政治に何をもたらしたのか。「政治とは何か」を考えるシリーズ二冊目の本書は、教皇至上権とトマス・アクィナスの政治論、ルターの宗教改革、マキアヴェッリの権力論、さらに宗教戦争を経て、「政治の解体」が訪れ、中世が終幕をむかえるまでを論じる。
目次
- 第1章 教皇至上権—信仰共同体の上に築かれた権力(「神の国」から地上の統治へ;教皇至上権への道;異端の登場と修道院の役割)
- 第2章 トマス・アクィナスと政治論—信仰共同体の分節化(理性は信仰により完成される;徳の序列と法の体系;世俗の秩序の安定をめざして)
- 第3章 教会論の再構築と宗教改革—さまざまな宗教改革(世俗権力の逆襲;教皇絶対主義の崩壊と改革運動;宗教改革)
- 第4章 マキアヴェッリと権力の問題—政治における強制(混乱の時代の外交官として;統治の核としての強制力;教会と共和政について;道徳と政治の分断)
- 第5章 宗教戦争と政治の解体—主権論と中世の終幕(宗派中心主義と「政治の解体」;無秩序の絶望から生まれた主権論;絶対主義の自己矛盾;政治と宗教の分離と共存)
「BOOKデータベース」 より