原発大国とモナリザ : フランスのエネルギー戦略
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原発大国とモナリザ : フランスのエネルギー戦略
緑風出版, 2013.11
- タイトル読み
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ゲンパツ タイコク ト モナ リザ : フランス ノ エネルギー センリャク
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注記
参考文献: p201-202
内容説明・目次
内容説明
巨大な中央集権的官僚主義と、利権企業団体が原発を取り巻くフランスと日本。社会党政権になっても原子力発電を継続し、エネルギー政策に異議を唱える環境大臣をすでに2名も解任した。「モナリザ」を筆頭にルーブル収蔵の美術品貸与の見返りに原子炉と核燃料ウランを売り、使用済み燃料処理までをビジネスとし、日本企業と手を組んで中規模出力の原子炉をアジア、アフリカ、中近東にまで輸出をもくろむフランス。だがもう一方で、ドイツの「エネルギー転換」に学びながら再生可能エネルギーの生産にも意欲を燃やす。大型原発には問題がありすぎると認識した2007年から、フランスの原発産業は再生可能エネルギー大国をめざして挑戦しはじめた。原発と再生可能エネルギーの両輪“アレバ・リニューアブル”が廻り始めているのだ。本書は、原発大国フランスのエネルギー戦略の現状とその転換の実態をルポする。
目次
- 濃縮ウランの後ろで
- やめられない原発—“成功のモデルはネスプレッソよ”
- 原発大国フランスのエネルギー戦略
- ヨーロッパの不安
- フランスの原発は未来への階段か
- ヨーロッパは共同でエネルギーに立ち向かう
- ドイツに学んだ「エネルギー転換」
- 環境大臣バトーの栄光と挫折
- パリとベルリンが手を結ぶ
- フランスの再生可能エネルギー政策
- 「太陽のトンネル」を緑の列車が走る
- 元空軍基地とメガソーラ
- 海外技術とのバランスが背景に
- 若い企業が挑む発電
- パリとリヨンのエコ・カルチエ
- 国を越えるウランの支配
「BOOKデータベース」 より