国家と宗教 : ヨーロッパ精神史の研究

書誌事項

国家と宗教 : ヨーロッパ精神史の研究

南原繁著

(岩波文庫, 青(33)-167-2)

岩波書店, 2014.9

タイトル読み

コッカ ト シュウキョウ : ヨーロッパ セイシンシ ノ ケンキュウ

大学図書館所蔵 件 / 245

この図書・雑誌をさがす

注記

底本: 『南原繁著作集(全10巻)』(岩波書店, 1972-1973) の第1巻

南原繁年譜: p413-422

文献あり

内容説明・目次

内容説明

戦時下、国体思想に支えられた天皇制に対して批判者として立ちつづけた南原繁(1889‐1974)。プラトンから危機神学に至るヨーロッパ精神史をたどり、カントに依拠して、「正義」としての「永久平和」の実現こそが国家の使命であると謳う。理念への信頼に立脚する批判精神の可能性を示す書。

目次

  • 第1章 プラトン復興(時代の問題;新プラトン像の性格;神話の解釈;プラトンの批判的意義)
  • 第2章 キリスト教の「神の国」とプラトンの理想国家(プラトン理想国家の問題史的意義;キリスト教出現の意味と神の国の根本特質;二つの国の綜合の類型=トーマスとヘーゲル;問題の批判的解決への途)
  • 第3章 カントにおける世界秩序の理念(哲学の課題;世界秩序の道徳的および宗教的基礎;世界秩序の組織原理;歴史の理念)
  • 第4章 ナチス世界観と宗教(近代ヨーロッパ精神の展開;ナチス精神とその世界観的基礎;ナチス世界観における宗教理念;ヨーロッパ文化の危機の問題)
  • 補論 カトリシズムとプロテスタンティズム

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ