ヘーゲルの社会経済思想
著者
書誌事項
ヘーゲルの社会経済思想
こぶし書房, 2015.3
- タイトル別名
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Hegels sozio-ökonomische Lehre
- タイトル読み
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ヘーゲル ノ シャカイ ケイザイ シソウ
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注記
参考・引用文献: p204-208
高柳良治略歴ならびに著作一覧: p231-236
内容説明・目次
内容説明
ヘーゲルの国家論といえば、今日でも「国家権力の絶対化」といった議論があとを絶たない。また市民社会は国家によって「止揚される」というような記述にもしばしば接する。ヘーゲルは、家族と市民社会、とくに後者に支えられた国家を構想したのであって、足(市民社会)のない「お化け」のような国家を構想したわけではない。欲求のシステムとしての市民社会論を軸にドイツ古典哲学における結婚と家族への考察を経て国家へといたるヘーゲルの社会経済的思惟をたどる。
目次
- ヘーゲルの所有論とマルクス
- ドイツ古典哲学における結婚と家族
- ヘーゲルの「普遍的資産」概念について
- ヘーゲルにおける国家と経済—身分論の展開
- コルポラツィオーン論のビフォー・アンド・アフター
- ヘーゲルの税の哲学
- 青年F.リストのコルポラツィオーン論
- 書評『ヘーゲル『法(権利)の哲学』‐形成と展開』
「BOOKデータベース」 より