思考と意味の取扱いガイド
著者
書誌事項
思考と意味の取扱いガイド
岩波書店, 2019.6
- タイトル別名
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A user's guide to thought and meaning
- タイトル読み
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シコウ ト イミ ノ トリアツカイ ガイド
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注記
原タイトル:A user's guide to thought and meaning
参考文献と読書案内: 巻末p9-26
内容説明・目次
内容説明
思考を言葉で表現することも、言葉が表現する意味が他者に伝わることも、ありふれていて自明に思える。けれども意味は柔軟で、臨機応変で、ふつう考えられているよりずっと複雑なものだ。意味をめぐる従来の考察が行き詰まる理由をていねいに解きほぐし、認知的視点から、人がどのように思考し、話し、世界を認識するかを解き明かしていこう。そこから否応なしに出てくるのは、思考と意味の大部分は私たちには意識できないという奇妙で落ち着かない結論だ。そう、私たちが合理的思考として意識的に経験しているのは、脳の中で起きていることをおぼろげに映し出したものにすぎない。
目次
- 第1部 言語、言葉、意味(思考と意味の取扱いガイドが必要なわけ;言語とは何か ほか)
- 第2部 意識と知覚(思考するとはどういうことか;“意味の無意識仮説”を検証するいくつかの現象 ほか)
- 第3部 指示と真理(世界について語るために言語をどう使うのか;会話における指示の食い違い ほか)
- 第4部 理性と直観(合理的に考えているとはどのようなことか;合理的思考を私たちはどのくらい実際に行っているのか ほか)
「BOOKデータベース」 より