「超越性」と「生」との接続 : 近現代ロシア思想史の批判的再構築に向けて

書誌事項

「超越性」と「生」との接続 : 近現代ロシア思想史の批判的再構築に向けて

貝澤哉, 杉浦秀一, 下里俊行編

水声社, 2022.3

タイトル別名

超越性と生との接続 : 近現代ロシア思想史の批判的再構築に向けて

タイトル読み

「チョウエツセイ」ト「セイ」トノ セツゾク : キンゲンダイ ロシア シソウシ ノ ヒハンテキ サイコウチク ニ ムケテ

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注記

人名索引: p323-327

収録内容

  • デルジャーヴィンの頌詩「神」と啓蒙期のロシア / 鳥山祐介著
  • プーシキンから見たチャアダーエフ / 坂庭淳史著
  • 包摂と排除 / 望月哲男著
  • 神化をめざす肉体 / 下里俊行著
  • パーヴェル・ノヴゴロツェフと「自然法の復活」 / 杉浦秀一著
  • 第一次ロシア革命とロシア正教会試論 / 兎内勇津流著
  • ディオニュソスと永遠回帰 / 北見諭著
  • ミハイル・バフチンの人格理論における「他者」概念と身体性の問題 / 貝澤哉著
  • 量子力学に因果をみる / 金山浩司著

内容説明・目次

内容説明

超越的理念と具体的生の統合への願い。西欧哲学とは異なる発展を遂げたロシア思想を、“ロシア的理念”—国民・民族・宗教の文化伝統に基づく旧来の内向きの解釈から解放し、同時代の世界の幅広い歴史的コンテクストに位置づけ直すことで、その開かれた真価を提示する。文学、哲学、法哲学、教育思想、教会史、科学史を網羅する、ロシア思想研究の最前線。

目次

  • 1(デルジャーヴィンの頌詩「神」と啓蒙期のロシア—人間の尊厳と神の善性の擁護;プーシキンから見たチャアダーエフ—『エヴゲーニー・オネーギン』における感情の交錯;包摂と排除—『カラマーゾフの兄弟』における教会裁判論と古儀式派のテーマ)
  • 2(神化をめざす肉体—一八六〇年代の哲学者・教育学者ユルケーヴィチの思想;パーヴェル・ノヴゴロツェフと「自然法の復活」;第一次ロシア革命とロシア正教会試論—なぜ宗務院体制打破と総主教制復興が提起されたか)
  • 3(ディオニュソスと永遠回帰—ヴャチェスラフ・イワーノフの実在概念について;ミハイル・バフチンの人格理論における「他者」概念と身体性の問題—哲学史的コンテクストから見たその特徴;量子力学に因果をみる—一九三〇年代ソ連での議論)

「BOOKデータベース」 より

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