書誌事項

テルマエ : お風呂でつながる古代ローマと日本

青柳正規, 芳賀京子監修・執筆

青幻舎, 2023.9

タイトル別名

Thermae : ancient Rome, Japan, and the joy of bathing

テルマエ : 湯 : お風呂でつながる古代ローマと日本

テルマエ展 : お風呂でつながる古代ローマと日本

タイトル読み

テルマエ : オフロ デ ツナガル コダイ ローマ ト ニホン

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注記

展覧会カタログ

「「テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本」の公式カタログ兼書籍」と凡例にあり

会期・会場: 2023年9月9日-11月5日:山梨県立美術館, 2023年11月25日-2024年1月21日:大分県立美術館, 2024年4月6日-6月9日:パナソニック汐留美術館, 2024年6月22日-8月25日:神戸市立博物館

主催: 山梨県立美術館, テレビ山梨, 朝日新聞社ほか

タイトルは奥付による

古代ローマ関連年表: p177

作品リスト: p179-186

参考文献: p187-189

内容説明・目次

内容説明

古代ギリシャに起源をもつテルマエは、身分を超えて人々が集う複合娯楽施設。入浴以外にも、運動、酒宴、音楽、美術を楽しみ、人々が語り合うサロンだった。皇帝たちは大衆の気持ちをつかむためにテルマエをつくり、大衆は皇帝からの「パンとサーカス」というプレゼントにご機嫌。仕事が終わればテルマエでのんびりし、特別な日には見世物に熱狂の日々を送る。建築や入浴道具も発展。しかしながら大規模なテルマエの施設の維持は難しく、中世には消え去ってしまうのであった。「お風呂」を軸に「歴史」をたどる、そこに見えてきたものは…日本の入浴文化のはじまりは、仏教が説く入浴の功徳と「穢れ」の意識であった。「日本書紀」の天皇行幸から、光明皇后の「千人風呂伝説」、戦国武将の隠し湯など、歴史にも多く語られてきた。大衆の銭湯通いが始まったのは江戸時代。レジャーとしての湯治がブームとなり、人気温泉地の番付、ガイドブックも登場。内風呂が標準になった昭和30年代からその進化はとどまることを知らず…。こうして世界でも類を見ない、日本の豊かな入浴文化は未来永劫続くのであった。

目次

  • 序章 テルマエ/古代都市ローマと公共浴場
  • 第1章 古代ローマ都市のくらし(庶民の日常;娯楽;饗宴)
  • 第2章 古代ローマの浴場(アスリートと水浴;医療と健康;女性たちの装い;テルマエ建築と水道技術)
  • 第3章 テルマエと美術
  • 第4章 日本の入浴文化(入浴と信仰;戦国武将と温泉;江戸の入浴文化;近代以降の入浴文化)

「BOOKデータベース」 より

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