一神教と帝国
著者
書誌事項
一神教と帝国
(集英社新書, 1191C)
集英社, 2023.12
- タイトル別名
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1神教と帝国
- タイトル読み
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イッシンキョウ ト テイコク
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内容説明・目次
内容説明
第一次世界大戦後、西欧列強が「国民国家」を前提とし中東に引いた国境線。それが今なお凄惨な戦争の原因になっている。そのシステムの限界は明白だ。トルコ共和国建国から一〇〇年。それはオスマン帝国崩壊一〇〇年を意味する。以来、世俗主義を国是とし、EU入りをめざしたトルコ。だが、エルドアン政権のもと、穏健なイスラーム主義へと回帰し、近隣国の紛争・難民など国境を超える難局に対処してきた。ウクライナ戦争での仲介外交、金融制裁で経済危機に直面しても折れない、したたかな「帝国再生」から日本が学ぶべきこととは?政治、宗教からサブカルチャーまで。ひろびろとした今後の日本の道筋を構想する。
目次
- プロローグ 「帝国」をめぐる、新しい物語を探して(内田樹)
- 第1章 現代トルコの戦国時代的智慧に学ぶ
- 第2章 国民国家を超えたオスマン的文化戦略を考える
- 第3章 東洋に通じるスーフィズムの精神的土壌
- 第4章 多極化する世界でイスラームを見つめ直す
- 第5章 イスラームのリーダーとしてトルコがめざすもの
- 第6章 日本再生のために今からできること
- エピローグ1 トルコに学ぶ新しい帝国日本の転生(中田考)
- エピローグ2 明日もアニメの話がしたい(山本直輝)
「BOOKデータベース」 より