日本の裸体芸術 : 刺青からヌードへ

書誌事項

日本の裸体芸術 : 刺青からヌードへ

宮下規久朗著

(ちくま学芸文庫, [ミ30-1])

筑摩書房, 2024.1

タイトル別名

刺青とヌードの美術史 : 江戸から近代へ

タイトル読み

ニホン ノ ラタイ ゲイジュツ : イレズミ カラ ヌード エ

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注記

『刺青とヌードの美術史 : 江戸から近代へ』(日本放送出版協会 2008年刊)の改題, 大幅な加筆

内容説明・目次

内容説明

幕末に来日した外国人たちがこぞって驚くほど、日本には裸が溢れていた。理想化されない自然な身体イメージを享受してきた日本人は、江戸末期に初めて西洋の理想的身体であるヌードに出会い、近代化の過程で葛藤と苦難を体験する。本書は生人形や淫靡な錦絵を生んだ幕末の驚くべき想像力、日本という環境で日本女性を描こうとした洋画家たちの苦悩、戦後日本中に乱立したヌードの公共彫刻、海外で高く評価される日本独自の身体芸術・刺青など、さまざまなテーマを横断し、裸体への視線と表現の近代化をたどる異色の美術史。文庫化に際し大幅な加筆を行った増補版。

目次

  • 序章 ヌード大国・日本を問い直す
  • 第1章 ヌードと裸体―二つの異なる美の基準
  • 第2章 幕末に花開く裸体芸術
  • 第3章 裸体芸術の辿った困難な道
  • 第4章 裸体への視線―自然な裸体から性的身体へ
  • 第5章 美術としての刺青
  • 終章 裸体のゆくえ

「BOOKデータベース」 より

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