財産の集合的把握と詐害行為取消権
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財産の集合的把握と詐害行為取消権
(詐害行為の基礎理論 / 片山直也著, 第2巻)
慶應義塾大学出版会, 2024.3
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ザイサン ノ シュウゴウテキ ハアク ト サガイ コウイ トリケシケン
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注記
参考文献一覧: p445-464
収録内容
- 新たな自由社会における詐害的な行為に対する私法上の法規制
- 財産
- 財産の集合的把握の諸相
- 営業および営業財産
- 財産の「利活用(exploitation)」と「権能」
- 財産の管理と物権法
- 動産・債権担保をめぐる新たな2つの動向
- 担保価値維持義務の3つの淵源
- 約定の担保価値維持義務と担保価値維持協力義務
- 事業の収益性に着目した担保をめぐる2つの理論的課題
- 「類型論」から「重層的規範構造論」へ
- 否認権・詐害行為取消権における「有害性」と「不当性」
- 濫用的会社分割・事業譲渡と詐害行為取消権
- 事業信託と詐害行為取消権
- 詐害行為取消しにおける価額償還請求権の新たな機能
- 法秩序の重層構造と動態的法形成
内容説明・目次
内容説明
法秩序の重層構造と動態的法形成。この分析視角と問題意識を深化させ、「財産の集合的把握」という新たな現代的課題に挑む第2巻。
目次
- 新たな自由社会における詐害的な行為に対する私法上の法規制―フランスの「詐害(fraude)」法理からの示唆
- 第1部 財産の集合的把握の新たな展開(財産―bienおよびpatrimoine;財産の集合的把握;財産の集合的把握と利活用・管理;財産の集合的把握と担保)
- 第2部 包括財産法制と詐害行為の基礎理論(詐害行為の類型と法規範の構造;事業資産の分離と詐害行為取消権;詐害行為取消しにおける価額償還請求権の新たな機能―詐害行為取消しと被保全債権の「対抗」)
- 法秩序の重層構造と動態的法形成―詐害行為(fraude)の一般法理を起点として
「BOOKデータベース」 より