生きつづける : ホロコーストの記憶を問う
著者
書誌事項
生きつづける : ホロコーストの記憶を問う
みすず書房, 2024.6
- : 新装版
- タイトル別名
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Weiter Leben : eine Jugend
- タイトル読み
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イキツズケル : ホロコースト ノ キオク オ トウ
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内容説明・目次
内容説明
1931年にオーストリアのウィーンに生まれたルート・クリューガーは、母親とともに強制収容所に移送れたとき、まだ10歳だった。戦後も45年を過ぎ、彼女は“生き残り”としての闇を抱えながら、またそのトラウマを乗りこえようとして、生きつづけるために、過去の記憶に問いかけた。ナチスに併合されたウィーンでの子供時代、アウシュヴィッツ=ビルケナウで年齢を3歳ごまかしてガス室送りをまぬがれたこと、死の行進の途上、母親といっしょに脱走したこと、戦後のドイツとアメリカでの日々…。従来の「ホロコーストもの」とはスタイルを異にして、現在は過去を往還しながら書かれた本書は、フェミニズム的視点も盛りこみながら、新たな感動の質をわれわれにあたえてくれる。同時代を生きるひとりのユダヤ人女性が書き上げた新しい自伝文学が、ここに誕生した。
目次
- 第1部 ウィーン
- 第2部 収容所(テレージエンシュタット;アウシュヴィッツ=ビルケナウ;クリスティアンシュタット(グロース=ローゼン))
- 第3部 ドイツ(逃亡;バイエルン)
- 第4部 ニューヨーク
- エピローグ ゲッティンゲン
「BOOKデータベース」 より