科学と情報理論
著者
書誌事項
科学と情報理論
みすず書房, 1969.10
- タイトル別名
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Science and information theory
- タイトル読み
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カガク ト ジョウホウ リロン
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注記
標題紙の訳者表示誤植の刷りあり: 佐野洋
内容説明・目次
内容説明
本書の構成は三つの部分に大別できる。第一部は通常の情報理論の解説に当てられ、第二部は統計熱力学に相当する部分であり、これらは次の第三部の伏線をなしている。第三部は本書の最も独創的な部分で、情報と物理学の関係がきわめて多くの興味ある実例と共に述べられている。この第三部こそ本書の主目標であり、学術書としての最大の価値がこの部分にあることはもちろんのことであるが、第一、第二部も、ともに独立に取出しても、初学者に対する情報理論の啓蒙的役割は十分に果している。
目次
- 情報の定義
- 定義の応用と一般的議論
- 英語における冗長度
- 符号化の原理、通信路容量の議論
- 符号化の問題
- 誤り検出と訂正の符号
- 二、三の特殊な問題への適用
- 信号解析
- Fourierの方法と標本化手順
- 熱力学の概要
- 熱運動とブラウン運動
- 電気回路の熱雑音:Nyquistの公式
- 情報の負エントロピー原理
- Maxwellの魔物と情報の負エントロピー原理
- 一般物理学における情報の負エントロピー原理
- 観測と情報
- 情報倫理,不確定性原理,および観測の物理的限界
- 電気通信における情報の負エントロピー原理
- 書きこみ,印刷,読みとり
- 計算の問題
- 情報,組織,およびその他の問題
- 不可避な誤差,決定論,および情報
- 微小距離の問題
「BOOKデータベース」 より