Ligase Chain Reaction (LCR) 法を用いた結核菌群DNA検出試薬の臨床的検討

• 古賀 宏延

  長崎大学医学部第二内科

• 河野 茂

  長崎大学医学部第二内科

• 朝野 和典

  長崎大学医学部第二内科

• 能田 一夫

  長崎大学医学部臨床検査医学

• 菅原 和行

  長崎大学医学部臨床検査医学

• 平潟 洋一

  長崎大学医学部臨床検査医学

• 上平 憲

  長崎大学医学部臨床検査医学

• 宮下 修行

  川崎医科大学呼吸器内科

• 松島 敏春

  川崎医科大学呼吸器内科

• 西野 和美

  国立療養所刀根山病院呼吸器内科

• 横田 総一郎

  国立療養所刀根山病院呼吸器内科

• 河村 好章

  岐阜大学医学部微生物学

• 江崎 孝行

  岐阜大学医学部微生物学

• 渡辺 正治

  千葉大学医学部臨床検査医学

• 菅野 治重

  千葉大学医学部臨床検査医学

• 米満 博

  千葉大学医学部臨床検査医学

• 大角 光彦

  国立療養所東埼玉病院呼吸器内科

• 豊田 丈夫

  国立療養所東埼玉病院呼吸器内科

• 青柳 昭雄

  国立療養所東埼玉病院呼吸器内科

書誌事項

タイトル別名

• Clinical Evaluation of a Reagent for Detection of DNA of <I>Mycobacterium tuberculosis</I> Complex Using the Ligase Chain Reaction (LCR) Method
• Ligase Chain Reaction LCR ホウ オ モチイタ ケッカ
• Clinical Evaluation of a Reagent for Detection of DNA of Mycobacterium tuberculosis Complex Using the Ligase Chain Reaction (LCR) Method

抄録

結核菌検出のための遺伝子増幅法として, 耐熱性遺伝子連結酵素 (Ligase) を用いたDNA増幅法 (Ligase Chain Reaction: LCR) に基づく全自動の結核菌群核酸増幅同定検査用試薬 (LCR MTB: 米国アボット社) が開発され, 今回その臨床的有用性について検討した.<BR>結核症患者由来の458検体を対象として, LCR法と塗抹法, 培養法とを比較検討し, 一部の検体ではMTD法やAmplicor法とも比較した.<BR>LCR法の感度は49.8%(228/458) で, 塗抹法の31.9%(146/458) や培養法の39.1%(179/458) より優れていた.また他の遺伝子増幅法との比較では, MTD法の37.9%(129/340) に対してLCR法は47.6%(162/340), Amplicor法の56.5%(113/200) に対してLCR法は59.5%(119/200) と, いずれも本法による感度が高く良好な成績が得られた.LCR法は操作が簡便かつ迅速で感度も良好であることから, 結核菌群核酸増幅同定検査用試薬として臨床的にも有用性が高いことが示唆された.

収録刊行物

• 感染症学雑誌

  感染症学雑誌 71 (12), 1246-1251, 1997

  一般社団法人 日本感染症学会

キーワード

• Mycobacterium tuberculosis
• ligase chain reaction
• rapid detection

詳細情報

• CRID: 1390282680023276672
• NII論文ID: 130004330522
• NII論文ID: 10008722159
• NII書誌ID: AN00047715
• DOI: 10.11150/kansenshogakuzasshi1970.71.1246
• COI: 1:STN:280:DyaK1c7ksVyrsw%3D%3D
• ISSN: 1884569X
• ISSN: 03875911
• NDL書誌ID: 4369113
• PubMed: 9483887
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I4369113
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/1998109079
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • PubMed
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可