幾何図形のピクセルレベルにおける並列生成

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  • Parallel Generation of Geometrical Images at Pixel Level

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抄録

ピクセル空間に三角形などの幾何図形を描く場合、端点の位置や線分の長さなどの情報を一元的に管理する上位機構が存在し、その情報をもとに描画がなされる。この際、ピクセル空間は受動的なメモリと考えられ、図形描画はそれに対する逐次的処理である。これに対し、オブジェクト指向の視点を参考にして、それぞれのピクセルを処理機能を有する能動的な実体としてとらえ、ピクセル空間上で幾何図形を並列的に生成するアプローチはたいへん興味深い。我々は既に、局所的計算モデルであるセル構造オートマトンを用いた図形生成モデルについて報告している。このモデルでは幾何学的制約条件として指定できるものが端点の数及び線分の長さのみであり、制約条件の充実が課題であった。本論文では、ピクセル空間を多層のセル空間と考え、セル構造オートマトンを用いて幾何学的制約条件を考慮した幾何図形の生成を試みる。

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