比較構造の概念表現について

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  • Conceptual Representation of Comparative Structure

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抄録

前回の大会において助詞「から」が持つ情報の分類と各分類の判定基準について述べた。本稿では、助詞「より」に関する考察を基に比較関係の表現法、入力文からの比較関係の抽出手順(特に曖昧性のある場合)について述べる。なお、データとしては、1985年11月2日から1988年6月30日までの朝日新聞に現れた経済活動に関する600の新聞記事を対象にしており、これらには格助詞の「より」は44個含まれていた。「より」という表層は格助詞の他に動詞(「~により」)、副詞(「より高い」など)の例がある.格助詞については、比較の基準の用法がほとんどであるが、その他の用法の例もわずかながらあった。

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