Virtual Conference Room : 多人数遠隔実時間マルチメディア会議システム(1)設計

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  • Virtual Conference Room:A Multiuser Distributed Synchronous Multimedia Conference System (1) System Design

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抄録

ワークステーションを用いて、地理的に隔てられたユーザがリアルタイムに音声や動画などを通じて会議を行なうシステムが現実的になってきた。通信システムのさらなる高性能化によって、より多人数の参加者が1つの会議に同時に出席することが可能になってくる。このとき、会議への途中参加や途中退出を許したり、参加者の役割や権利を動的に変更できるような機能が必要になる。さらに、ユーザが必要に応じて複数のサブグループに分かれて、いわばミニ会議を同時並行的に進められる機能が重要になってくる。また、参加者間の調整や会議状況の把握などが困難になってくるので、これを容易にするようなユーザインターフェイスを提供することも重要である。現在研究されている実時間会議システムの多くは、もともと1対1のコミュニケーション用に設計されているか、3人以上の参加者が可能な場合でも参加者がサブグループを構成するような機能は提供されていない。COLABでは共有グラフィックエディタのページにもとづいたサブグループの機能が試みられているが、誰と誰がどのようなサブグループを構成しているかなどの会議全体の状況を把握するのは困難である。

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