ホモトピーに基づいた三次元顔画像の表情生成の一検討

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  • Time-vaying Homotopy and the Animation of Facial Expressions for 3D Human Face Images

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抄録

筆者等は、臨場感通信会議システム実現を目指し、3次元人物像の表情検出と生成の研究を進めている。すなわち、図1に示すように、顔の表情筋の構造と動作に基づく3Dワイヤーフレームモデル駆動法を検討している。本研究では、皺の生成に適する位相幾何学(トポロジー)におけるホモトピーに基づいた三次元顔画像の表情生成の検討を行った.ホモトピーは、パラメーターを介することにより、両端を固定した任意曲線を他の任意曲線に遷移する際に用いる手法である。本研究ではこの応用例として、任意曲線の端点に輪郭線を設定し両輪郭間をプレンディング関数で補間して形成される任意の原曲面を、他の異なる曲面に実時間で遷移させる時変ホモトピーに基づくシリンダーモデルを提案する。さらにこの形状変形を、臨場感通信会議における人物顔画像の実時間表情変化に適用し、その合成例として顔面の額を動作させる際に生じる皺の発生法を検討する。

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