超並列ネットワーク MDX用ルータチップの自動設計システム

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  • Automatic design system for MDX network router chip

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抄録

並列計算機のネットワークには, Processing Unit (以下PU) 同士を直接つなぐ直接網とPU間にクロスバ・スイッチ (以下XB) 等をはさんだ間接網がある. 間接網の一つのクラスにMDX (Multi-Dimensional X'bar)がある. これらのネットワークの転送性能の評価は, 我々が開発した汎用ネットワークシミュレータ生成システム INSPIRE を用いることで容易に行なうことができる. ところが INSPIREでは実際の回路を考慮した評価を行なうことができない. 現実の回路を考慮した評価を行なうためには, 回路を設計して, そのハードウェア量, 最大動作周波数などを知ることが必要である. しかし回路設計を行なうには大変な労力を要する. そこで本研究では, MDXの・INSPIRE上での記述から VHDL記述への変換を行なうトランスレータを作成する.このトランスレ蜂一夕を用いることにより, INSPIRE における記述を行なうだけで, そのネットワークの要素回路を設計でき, そのネットワークの転送性能と, 実際の回路のハードウェア量と最大動作周波数を知ることによって, 容易に現実的な評価ができるようになる.

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