情景画像からの文字抽出における色分解画像組み合わせに関する考察

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抄録

情景画像中から文字領域を抽出する際にエッジを利用して処理領域を作成し、さらにL*a*b*表色系によるクラスタリングによって領域を色ごとに分解し、色分解画像を得る。分解された領域から取得した特徴を利用し、SVMにより識別を行うが、環境光や反射光などの要因によって同文字内で色が変化する場合、クラスタリングによって文字部分が複数クラスタに分かれてしまい、文字形状を崩してしまう場合がある。そこで本研究ではクラスタリングによって得られた色分解画像を2つ以上組み合わせて新しい画像を得る。各色分解画像は2値化されている為、組み合わせによって得られた画像は2つの色分解画像の黒画素を重ね合わせた画像となる。色分解画像を組み合わせることでなるべく元の形状を再現し、識別を行うことで、文字領域抽出の精度向上を図る。

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