複数問い合わせ処理のワークロードに着目したSSDを用いたデータベースの最適化

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抄録

近年、SSDは容量の増加や、価格低下に伴いHDDに変わるストレージ機器として注目を集めている。SSDのアクセス特性としては、ランダムI/Oが高速な点や、並列アクセスによりスループットが上昇する点が挙げられる。大規模データのクエリ処理で多用されるハッシュテーブルを用いた演算は、ランダムI/Oの帯域が十分な環境では、テーブルサイズを小さくすることで、キャッシュ使用量を抑え、なおかつ利用効率が高まり全体の処理時間を短縮できる。本稿では、これを利用し複数問い合わせでキャッシュやI/O帯域を分割して使用することでスループットを向上させる手法について論じる。

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