追体験メディアにおける注意誘導の提示手法

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抄録

近年、収集した全方位視聴覚情報に基づいて、あたかも自身がその場にいるような体験ができる追体験メディアが発達してきている。マイクロフォンアレイを用いて全方向の音声を録音し、利用するための聴覚収録環境も整ってきている。しかしながら、音声を効果的にユーザに提示する手法の開発は全方向の画像を再生する技術と比較して、まだ十分とは言えない。収録された音場を擬似的に再現することに焦点を当てる研究が多く行われているに対して、本研究は、実際の音場を再現することを目的とするのではなく、被験者に音源の存在を気づかせ、その位置と方向を認知させることを目的とする。提案した注意誘導音場操作をシステムに実装し、その効果を被験者実験を通じて確かめる。

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