タンパク質-リガンド間の結合性解析の自動パイプライン化
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抄録
非経験的フラグメント分子軌道(FMO)法は、創薬の過程において蛋白質と薬剤の相互作用エネルギー(IFIE)を計算するために利用されるが、データの前処理に手作業が含まれるため大規模な網羅解析が困難である。本研究ではFMO法の並列大規模解析を可能とするため、自動パイプラインの開発を行う。実際の研究課題を通じて、現状の問題点の分析と仕様策定を行った。解析ターゲットとしてインフルエンザウィルスのノイラミニダーゼ(NA)酵素を選び、3種のNAに対して市販の阻害薬4種類のIFIEを計算し構造や配座との関係性を調べることで薬剤毎の特徴を比較した。また重要な残基の変異を計算機上で網羅的にモデル化し、得たIFIEを文献上の実験値と比較解析した。
収録刊行物
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- 第73回全国大会講演論文集
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第73回全国大会講演論文集 2011 (1), 707-708, 2011-03-02
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050855522055247872
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- NII論文ID
- 170000089449
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00109286/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles