名人の知とコンピューターの知
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抄録
将棋名人である著者の一人(米長邦雄)による指し手ごとの評価関数値とコンピューター・エンジン、「激指」によるそれとの比較検討を通して、名人の知とコンピューターの知との類似と相違について考察を加えたものである。 本テーマ考察の手段として、著者ら(Iida et al 2011)により構築されたゲーム・情報力学モデルを用いた。 以上の研究の結果、次の点が明らかにされた。1.将棋における名人の知とコンピューターの知との差は、僅少であり、向う数年以内に 両者の知はほぼ均衡状態になる。2.ゲームの展開を時系列的にたどる上で、著者らの構築した情報力学モデルの有用性が 立証された。Iida, et al(2011) Infomation dynamic model based on fluid mechanics. Entertainment and Computing(to appear).
収録刊行物
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- 第74回全国大会講演論文集
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第74回全国大会講演論文集 2012 (1), 263-264, 2012-03-06
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572261552973827456
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- NII論文ID
- 170000089619
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00109456/
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles