学生証とパスワードの二要素認証を無線LAN接続の認証に用いる手法

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抄録

多くの大学の学内無線LAN環境においてIEEE802.1X認証が用いられている。IEEE802.1X認証には大きく分けてユーザ名/パスワードを用いた認証と電子証明書を用いた認証が存在する。ユーザ名/パスワード方式では他人に教えることで容易にユーザ本人に成りすますことが可能であり、電子証明書方式では端末の認証のみ行われユーザ本人かどうか確認ができない問題がある。一方、多くの大学において学生証や教職員証にFelicaカードなどの非接触ICカードが用いられており、個人識別が可能なデータが格納されている。本稿ではICカードを利用するための標準API仕様であるPC/SCを使用し、学生証とパスワードを用いた二要素認証を無線LAN接続の認証に用いるための手法について述べる。

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