戸田輝夫著
高文研 1999.9
わが子の不登校に直面して動転しない親はいない。出口のない迷路をさまよう中から、その苦悩を共有しつつ、わが子の自己形成を見守る親みずからの生き方を探りながら、新たな家族の世界を見いだしてゆくプロセスを、等身大で記録した初めての労作。 1 わが子を信じて夫とともに;2 「自立」への道を見守りつづけて;3 子どもに向かい合える親への道のり;4 “父の試練”を生きる;5 息子と娘の不登校をともに歩んで
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山下一夫著
日本評論社 1999.9
本書は、教師が生徒指導を行ううえで実際に役立つ根本的な考え方や態度を提示したものである。 第1章 問題・目的・方法;第2章 依存と自立のサイクル;第3章 不登校に関する文献研究;第4章 不登校の生徒指導;第5章 いじめの生徒指導;第6章 生徒指導における3つの立場と基本的態度;第7章 生徒理解のための人格モデル;第8章 感情面での理解
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河合隼雄編
金剛出版 1999.8
... 家庭内暴力、学校コンサルテーションにおけるスクールカウンセラーの役割など、不登校の多様な心理面に注目し、臨床現場からフィードバックした援助の方法をわかりやすく詳述する。 「文化の病」としての不登校;不登校の類型;不登校と家庭内暴力;不登校と家族の変化;不登校とアイデンティティ;箱庭の過程で物語を作った不登校児の一例;登校拒否児の母親面接—学校からの取り組み;心理教育相談—不登校状態になった子どもを抱える親たちへの援助;学校コンサルテーションの実際とその効果;教育現場における心理療法的接近
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角田豊著
培風館 1999.9
不登校、いじめ、非行、学級崩壊など、学校は今、様々な問題を抱えている。本書は、学校現場に関わるカウンセラーの体験を通して、その現実の姿を読者とともに理解し、今後の取り組み方を模索していこうとする読み物である。見えにくい教師の仕事や学校の役割を臨床心理学の視点からとらえ直し、子ども・保護者への関わりを再確認しようとするものである。これから教師になろうとしている学生はもとより、教育の現場にいる教職員やスクールカウンセラー、保護者、さらに臨床心理士やスクールカウンセラーの資格をめざしている人にとっても有益な書である。 1章 教師を知る—学校教師のための大学院(生徒指導って何? ...
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久田恵著
海竜社 1999.4
車椅子で介護を必要とする母、高齢の父、不登校で大験に受かった息子、バツイチ、フリーの物書きの著者—それぞれがそれぞれの選択と任務を果たして再生した家族の物語。大宅壮一ノンフィクション賞作家の初の家族論。 第1章 家族介護の向こう側;第2章 落ちこぼれ母子の処方箋;第3章 サヨナラ“家族”という名の幻想;第4章 女がひとりに戻るとき;第5章 老人ホームに最後の拠り所を求めて
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桑原知子著
日本評論社 1999.8
... ーと現場の教師の相互交流から生み出された、カウンセラーから現場への贈り物。生き生きした語りのなかから、多くの教育へのヒントが得られるだろう。 第1章 教育現場でのカウンセリング;第2章 教室で生かすカウンセリング・マインド;第3章 実際に問題が起きたときの対応;第4章 「不登校」と「いじめ」について;第5章 具体的な対応—母親とのかかわりを中心に
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向山洋一著
主婦の友社 , 角川書店 (発売) 1999.8
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岸川悦子作 ; 橋本淳子絵
ひくまの出版 1999.4 岸川悦子のいのちの童話
父のあまりにも、自己中心的な教育方針におしつぶされていく六年生の徹。父と対立する母、あまえんぼうの妹…。一人青い部屋にとじこもる徹の日々。やがて、不登校、原因不明の発熱、入院がつづく。その徹が、生きる勇気をとりもどすことができたのは何だったのでしょうか。この物語は、あらためて家族の愛の意味を、あなたに問いかけます。
Available at 3 libraries
渋谷昌三著
PHP研究所 1999.8
あなたは、本当に必要とされていますか?リストラ、失業、不登校、離婚、失恋…。頼られる人、無視される人のちがいはどこか?人間心理の深層を読みとき、無気力から脱するヒント。 第1章 あなたの居場所はどこにある?;第2章 なぜ居場所を見失うのか?;第3章 自分の「居場所」をさがす14のコツ;第4章 こんなにもちがう男の居場所、女の居場所;第5章 社会的スキルが未熟な若者たち;第6章 「自分らしさ」を深めるヒント
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澤田瑞也, 吉田圭吾編
世界思想社 1999.9 Sekaishiso seminar
... なたへ。事例とキーワードを通して示すカウンセリングへの道しるべ。 1 カウンセリングの基礎;2 カウンセリングにおける出会いと別れ;3 カウンセリングの基本的態度;4 カウンセリングの具体的介入;5 カウンセリングにおける問題;6 クライエントの体験;7 教育現場における不登校児童・生徒のカウンセリング
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中西芳夫著
日本経営協会総合研究所 1999.7
いじめ、非行、不登校、孤独、自殺—普通の子供が突然このような行動を起こすという。ほんとうにキレるのだろうか。ほんとうに「普通の子」なのだろうか。114の描画と55の事例で診る子供たちの心の叫び。 第1章 描画に投影される心のサイン(現代っ子の悩み;原因(原型)をつかまないと問題行動はなおらない;子供の心は絵に現れる;絵を描くことが心をいやす);第2章 母胎回帰願望とはなにか(なぜ、母胎へ戻りたいのか);第3章 母胎回帰願望の描画的表現(言語的表現;行動的表現;描画や造形による表現);第4章 大人への課題と提言(親も子供の勉強を;手抜きは禁物;親子のきずなを強めよう ...
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山田和夫著
双葉社 [1999.6]
子どもの心を健全に育む親子関係を探る。「いじめ」「不登校」「暴力行為」「非行」、そして子どもの「心の病気」。子どもたちをめぐるさまざまな問題から、親はどうすれば子どもを守ることができるのか。家族精神医学の第一人者が、健全な家族の在り方を模索する、渾身の書き下ろし。 第1章 「いじめ」という現代の子供の病理—家族は子供のいじめ問題にどう対処したらいいのか;第2章 親は子供の不登校にどう対処したらいいか—子供たちに、なぜ不登校がふえるのか;第3章 子供の心を歪める家族関係—家族論から見る親と子の病理;第4章 家族の病理を診断する—家族関係の何が子供を歪めるのか;第5章 ...
Available at 31 libraries
小川捷之, 村山正治責任編集
金子書房 1999.8 心理臨床の実際 / 河合隼雄, 山中康裕, 小川捷之総監修, 2
具体的な場面への対応力を養う。実際体験の不足に、最新の知見や技術の補充に、知識の整理に、臨床現場の疑問や悩みに、事例を中心にした解説で、応えます。 総論 学校の心理臨床(学校における心理臨床;学校における心理臨床活動の準備 ほか);各論1 児童・生徒の問題行動への対応(不登校問題への対応;いじめ問題への対応 ほか);各論2 校内システムおよび教師との協力関係(校内システムの問題;教師への対応);各論3 スクールカウンセラーの心理臨床(スクールカウンセラー(学校臨床心理士)のスーパーヴィジョン)
Available at 346 libraries
安原俊介 [著]
ハート出版 1999.6
17歳の悩み、苦しみがやがて喜びに変わる時。 1章 まさか僕が不登校に(初めての学校サボり;このままで、ホントにいいのか?;二週間で苦痛に変わった ほか);2章 僕の不登校日記;3章 親子はケンカしながら“育つ”(成長するのは子どもだけ?;自信を持って育ててほしい;信じて待つことの難しさ ほか);エピローグ まだ見ぬ君へ
皆川興栄著
明治図書出版 1999.7 オピニオン叢書緊急版
... できることを可能にする心理社会的なスキルを基礎に置いている。したがって、若者の個々人が社会の激しい変化と新しく生ずる問題に対処するために、主体的に、適応的に、かつ積極的に対応する能力を育成する可能性を持っている。喫煙・麻薬など薬物乱用、思春期妊娠、AIDS/HIV、非行、いじめ、暴力、登校拒否(不登校)そして自殺などの重大な問題の1次予防を可能にするスキルを獲得させてくれる。そこで、「総合的な学習の時間」の中でいかにしたらライフスキルを内容知及び方法知として獲得させるかを本書ではできるだけ分かりやすく、また、学校教育現場で使えるような具体例を含めながら記述した。 第1章 ...
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河合隼雄 [著]
講談社 1999.5 講談社+α文庫, . 心理療法の本||シンリ リョウホウ ノ ホン ; 上
... 紹介しながら、心理療法とは何かを、わかりやすく説く。心はなぜ病むのか、どうすれば癒えるのか…から、夢分析とは、箱庭療法とはどういうものか…まで、心の問題についてはもちろん、生き方を考えるヒントもちりばめられている。 第1章 ユング派の方法(ユングの考え方;ある学校恐怖症(不登校)児の場合);第2章 夢分析(夢分析による治療例;夢の中の治療者像 ほか);第3章 箱庭療法(表現するものと読みとるもの;箱庭で治っていくということ);第4章 心理療法の原風景(日本人と母性原理;心理療法とイニシエーション)
Available at 49 libraries
山下英三郎著
学苑社 1999.7
... 動を理解しようとすれば、問題を安易に個人の責任や原因に期する考え方は不自然なことであろう。スクールソーシャルワーカーの提言。 第1章 子どもたちの情景;第2章 危機の中の子どもたち;第3章 子どもと学校—遠ざかる関係;第4章 どうする、子どもたちのケア&サポート;第5章 不登校から学んだこと—講演記録(1)東京;第6章 パートナーとしての子どもたち(Q&A)—講演記録(2)高知;第7章 スクールソーシャルワーク—何を基盤とするか
Available at 87 libraries
和田秀樹著
「受験勉強」はほんとうに悪いのか!?「キレる」「不登校」「いじめ」より深刻な教育問題を問う。 序章 学歴社会追放のツケ;第1章 かくて東大は地に堕ちる(東大医学部面接入試は愚の骨頂;「東大卒=悪玉」説を排す;学力低下で国が滅びる ほか);第2章 「教育改革」の幻想(何のための制度改革なのか;受験勉強のすすめ;階層分化が日本を弱体化させる);第3章 子どもたちを見誤るな(間違いだらけの教育論議;少子化社会は恐くない;アメリカ型子育ての病理)
Available at 100 libraries
J・J・マーフィ, B・L・ダンカン著 ; 市川千秋 [ほか] 訳
金剛出版 1999.7
いじめや不登校、さらに学級崩壊などの問題で、今日の学校は深刻な課題を抱えているが、学校現場にふさわしい実践的で直ちに応用可能なカウンセリングとして、ブリーフセラピーが今最も注目されている。個人の内面よりも2人以上の関係性、過去よりも未来、そして問題よりも解決や肯定面に注目するこの方法は、時間的制約、過度のケース、家族がらみの問題、継続が難しい状況、多人数への対応などにも対処でき、また来談への動機づけの低い児童生徒にも適用できる方法である。学校専任ブリーフ・セラピストとしての実績をもち、新進気鋭の研究者でもある著者は、「何がうまくいくのか」という観点から、実際に現場で体験したことがらに基づいて ...
Available at 132 libraries
下村哲夫著
学陽書房 1999.7
平成十一年六月、新学習指導要領の移行措置が告示され、二十一世紀の学校教育のガイドラインが敷かれたが、現場では、校内暴力、いじめは一向に鎮静しそうにないし、不登校児は十万人の大台に乗り、「新しい荒れ」「学級崩壊」の実態もあらわになっている。本書ではこの一、二年の教育改革の急激な進行とこれに対応しかねる学校現場の実態を取り上げ、本来の意味での二十一世紀の教育の在り方を考えようとしたものである。 プロローグ 中学の学力レベルを下げろ;1 「新しい荒れ」と学級崩壊;2 「心の教育」を考える;3 教育改革の潮流;4 少子化時代の学校;5 地方教育行政の転換と学校;6 変貌する学校の中で ...