NHK取材グループ編
日本放送出版協会 1991.12-1996.4
[1] , 2 , 3 , 4 , 5
... 一代の英雄をも押し流す歴史の無常に嘆息し、あるいは夢半ばにして世を去った人々の無念を思い涙する…幾世紀にもわたり人々を魅了してきた三国のドラマを、名詩とともに味わう。 あふれる才能を自覚しつつも、志を果たせず放浪のうちに一生を終えた杜甫。しかし詩人としての鋭い眼は、繁栄の陰に兆す腐敗と破滅をえぐり出し、日常の何気ない事物や向然を細やかに描き出す。杜甫が生涯をかけて創造しつづけた多彩な詩の世界を味わう。 中国文学の華「唐詩」は、唐王朝に仕える官僚たちによって育まれてきた。唐代の代表的官僚詩人、王維、韓愈、杜牧の三人の人生と作品を軸に、官僚詩人の心情を知り、挫折の中 ...
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西脇順三郎〔著〕
講談社 1991.9 講談社文芸文庫, [に-A2] . 現代日本のエッセイ||ゲンダイ ニホン ノ エッセイ
深い知性、鋭い感性とエスプリで自由に捉えるバイロン、シェイクスピア、ゲーテ、ロレンス、エリオット、陶淵明、杜甫、芭蕉、蕪村…。簡明に綴る東西の文学・詩論から鮮やかに浮かび上がる西脇詩学の豊かな世界。『あざみの衣』収録エッセイを核に、単行本未収録エッセイ群「神について」「イギリス文学の笑い」「ふるさと」「私の画歴」「禅学」「萩原朔太郎の魂」等20篇を加えた文庫版新編成。 私の愛読書;私の美術鑑賞;読書という言葉;私の好む文章;竹友藻風君を惜しむ;美しかった慶応義塾のキャンパス;私の本だな;折口先生哀悼の言葉;古さの錯覚;日本の英学;日本の英国;バタくさい歴史;神について ...
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吉川幸次郎 [著]
講談社 1991.10 講談社文芸文庫, [よ-C2] . 現代日本のエッセイ||ゲンダイ ニホン ノ エッセイ
... 彼こそ中国独自の文学と敬愛する杜甫の「杜甫陵月夜詩釈」等学問・芸術の世界を自由自在に思索する著者のその思惟、姿勢、博識を顕示する作品を発表年代順に配列。 小野勝年氏訳「歴代名画記」;是;西山一窟鬼(「亡者の世界」);本居宣長—世界的日本人;李章武伝(「唐宋伝奇集」);「唐宋伝奇集」解説;字音かな遣ひあらたまれりといふを聞きて;小島祐馬氏「古代支那研究」;国語の長所;外国研究の意義と方法;乙酉8月15日3首—昭和20年乙酉;杜少陵月夜詩釈;杜少陵9日詩釈;芻議一篇—西洋文学研究者への注文;狩野直喜博士弔辞代;知行非合一論;王昌齢詩;韓愈文;1つの中国;私の信条;杜甫 15首;李白 29首 ...
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劉開揚著 ; 橋本堯訳
日中出版 1991.4 中国古典入門叢書
: 新装版
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加賀乙彦著
潮出版社 1991.5
人間の大地を歩く。発見の楽しさあふれる中国・歴史と文化への旅。 幻想の紫禁城;万里の長城の風;明の十三陵の狂気;雲崗石窟にて音楽を聴く;天壇のシルエット;黄河と漢字の故郷;鞏県石窟と小学生;杜甫の故郷;夕暮れの洛陽;龍門石窟の仏の微笑;想像と実際のガーデン・ブリッジ;杭州の風呂騒動;飛来峰の石窟;未開放の町のトイレ騒動;天台山国清寺の鐘と太鼓;霧けぶる石梁滝;寧波港の道元を想う;文革に破壊された天童寺;上海の朝市;旧日本人街
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杜甫 [著] ; 黒川洋一編
岩波書店 1991.2 岩波文庫, 32(赤)-004-9, 赤(32)4-9
李白と並び称される「詩聖」杜甫は、中国詩の長い伝統の上に立って、中国詩の完成者となった中国最大の詩人である。生々しい社会的事象や歴史的事実を題材とし、様々の技巧を駆使して情感豊かにうたいあげた杜甫の詩は、中国文学最高の達成の一つといえよう。その生涯と詩風の変遷が読み取れるよう140首を年代順にならべた。 1 浪人生活の歌;2 安史の乱時の歌;3 成都流寓の歌;4 南国漂泊の歌
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松枝茂夫編
岩波書店 1991 ワイド版岩波文庫, 26-28
上 , 中 , 下
... そ六百首を精選し、読み下し文と味わい深い現代語訳、注釈と作者略伝を付したもの。詩を愛するあらゆる人が備うべきアンソロジーである。 中国三千年の詩の歴史の山脈を譬えるとき、陶淵明・謝霊運・鮑照・〓信・孟浩然、王昌齢・王維といった雄峰群のなかにあってひときわ抜きんずるのは李白・杜甫の両巨峰である。編者は、しかし南北朝時代の歌謡「子夜歌」などいわば無名峰をも視野にとらえることを忘れない。晋から盛唐まで、およそ500年間の名詩200余首を収めた。 本巻には唐の中期、すなわち8世紀の中葉から宋・元・明を経て清末までおよそ1200年間の詩歌270余篇をおさめた ...
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黄珅著
江蘇古籍出版社 , 中華書局(香港) 1991.12 詩詞坊
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全英蘭著
文史哲出版社 1990.5 文史哲學集成, 220
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進藤虚籟編著
木耳社 1990-1992
五言詩篇 , 七言詩篇
唐代全盛期における白居易、陳子昂などの情感あふれる五言詩と現代書。唐代名詩の揮毫範例集。 李白、杜甫など唐代全盛期の名詩の鑑賞と現代書作家の揮毫範例集。
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講談社 1990.6 講談社文芸文庫, . 現代日本のエッセイ||ゲンダイ ニホン ノ エッセイ
事実を人間はどう表現してきたかという事実—、芭蕉と杜甫、ボードレールの詩と「古今集」の短歌。司馬遷とアリストテレス。キリスト教、儒教、仏教、等々古今東西の文学と思想を、中国文学を比較の媒介とし、自由自在に解析する。生涯、孔子と杜甫を崇敬した類いまれな思索者の斬新かつ卓見豊かな文明と人間性へのエッセイ。 他山石語(東方の詩のために;古典と現代;他山石語;断絶の文体 ほか);森と海(虚構と事実—ガラス窓の象徴;マーラー「大地の歌」の原詩について ほか);西方からの関心(詩人故居 ホイットマン・東海散士・ポウ;西方からの関心;ニュー・ヨーク雑記 ほか);音容日遠(狩野先生と中国文学 ...
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荘司格一著
高文堂出版社 1990.10 誘惑双書
漢字とは;作品を読む(刺客とその姉「史記」;高きに登る「杜甫の詩」;悟空と仏教「西遊記」;無実の死「竇娥冤」)
Available at 32 libraries
小杉放庵著
創拓社 1990.8
初唐・盛唐篇 , 中唐・晩唐篇
王勃、宋之問、孟浩然、王維、李白、杜甫、岑参、高適、王昌齢、元結など、初唐・盛唐の詩人48人の164篇の作品。 韋応物、王建、韓愈、李賀、元〓、白居易、杜牧、李商隠、孟郊など、中唐・晩唐の詩人89人の193篇の作品。
村上哲見著
講談社 1990.11 講談社現代新書, 1026
三杯の酒に大道を知り、都の月に旧友を思う…。奔放自在な「詩仙」李白、謹厳実直な「詩聖」杜甫、閑寂の自然詩人王維など、平安の世から日本人の心をとらえてはなさない漢詩の豊かな抒情の世界に遊ぶ。 序章 漢詩をどう読むか;1 李白と酒;2 月の光;3 登楼・重陽;4 杜甫の律詩;5 蘇州詩話;6 閑寂・江南の春;7 旅愁・シルクロード;8 唐詩と日本人
Available at 157 libraries
大阪女子大学国文学研究室編
和泉書院 1990.11 上方文庫, 10 . 上方の文化||カミガタ ノ ブンカ
芭蕉と杜甫;芭蕉と西行;野坡から見える芭蕉;上方文人の芭蕉観;『おくのほそ道』二百年;芭蕉略年譜
Available at 97 libraries
田口暢穂著
東方書店 1990.10 心象紀行/漢詩の情景 / 松浦友久編・解説, 1
山明水秀、自然の美をたたえる叙景の世界。珠玉の名篇が織りなす華麗・清遠な詩的宇宙。 四季(春暁〈孟浩然〉;江雪〈柳宗元〉ほか);山水(岳を望む〈杜甫〉;暮江吟〈白居易〉ほか);田園(園田の居に帰る〈陶潜〉;田園楽〈王維〉ほか);花鳥(海棠〈蘇軾〉;李花〈韓愈〉ほか);天象(峨眉山月の歌〈李白〉;楽遊原〈李商隠〉ほか)
Available at 56 libraries
廣田二郎著
有精堂出版 1990.11
芭蕉は杜甫の精神と方法を継承し、世界を受容し、杜詩の表現・詩句・詩語を活かし用いて作品創造をなし文学を展開していったが、生涯そのかかわりを絶やさなかった。本書は、杜甫とのかかわり、杜詩の体認を通しての芭蕉の作品・作風の展開とその体系、全体像を把握しようと試みた、昭和21年以来の著者の宿願の達成である。 第1章 延宝〜天和時代における杜甫とのかかわり;第2章 貞享時代における杜甫とのかかわり;第3章 『笈の小文』〜『更科紀行』旅中作品における杜甫とのかかわり;第4章 元禄元年9月〜2年3月における杜甫とのかかわり;第5章 『おくのほそ道』旅中作品における杜甫とのかかわり ...
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田川純三執筆
世界文化社 1990.10 中国漢詩心の旅 / 田川純三執筆, 4
立志;無常;脱俗;交友;世事;漢詩の魅力(対談 漢詩と戊辰を語る;杜甫を憶う;『唐詩選』の旅;白居易『草堂記』釈義;「飲中八仙歌」をめぐって)
Available at 43 libraries
世界文化社 1990.8 中国漢詩心の旅 / 田川純三執筆, 2
攬勝・攬古;望郷・旅愁;別離・送別;李白の旅;杜甫の旅;漢詩の魅力(漢詩を語る;中国での漢詩教育;唐時代の旅;「杏花村」はどこ?;漢詩と書—陶詩)
Available at 40 libraries
斯波六郎著
岩波書店 1990.9 岩波文庫, 33(青)-180-1
孤独感の文学的表現が中国でいかなる展開と深化をとげたかを『詩経』はじめ屈原・阮籍・陶淵明・杜甫・李白などの作品の解読を通じて明らかにする。と共にこれは鮮明な切り口をもつ中国詩への誘いの書でもあって、文学とは人生をしみじみと味うためのものだという著者の思いが全篇にみなぎっている。
Available at 179 libraries