言語行為に基づくメッセージのセグメント分割
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抄録
メッセージ、特に電報文を対象として、その効率的な蓄積方法について検討を行なっている。できるだけ少ない蓄積メッセージから多様なメッセージを生成するためには、蓄積されている複数のメッセージの各部分を組み合わせて新たなメッセージを合成できると都合がよい。これは、たとえば、(例1)新郎、新婦の誕生バンザイ。人生は七転八起。二人三脚で長い旅路のゴールを目指そう。(例2)ご結婚おめでとうございます。北の町の春は、お二人の愛から始まります。末長くお幸せに。という2つの電報文が蓄積されているときに、これらから、ご結婚おめでとうございます。人生は七転八起。二人三脚で長い旅路のゴールを目指そう。末長くお幸せに。を合成できるということである。このような処理を考えた場合、メッセージをそのまま蓄積するのではなく、新たなメッセージを合成する際の一部分となり得るような単位、すなわち「人生は七転八起。二人三脚で長い旅路のゴールを目指そう。」などのような、意味的につながりを持つまとまりに分割して蓄積する必要がある。我々はそのような単位のことをセグメントと呼んでいるが、本稿では、各文の言語行為に着目して、メッセージを自動的にセグメントごとに分割する手法について述べる。
収録刊行物
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- 全国大会講演論文集
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全国大会講演論文集 第41回 (人工知能及び認知科学), 183-184, 1990-09-04
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050011097124130944
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- NII論文ID
- 110002880912
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- NII書誌ID
- AN00349328
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- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00119523/
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- conference paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles