デジタルテレビの事例に基づくモデルベース開発導入の検討

• 田代沙希子

• 浅田幸則

• 大條成人

• 松本紀子

抄録

近年の組込みソフトウェアは、高機能化に伴い急速に規模が増大している。一方で開発期間の短縮と開発コストの削減を実現するため、開発効率の向上が急務となっている。この状況に対し、ソフトウェアの構造や処理をモデルで表現して設計・検証を行うモデルベース開発(MBD)が注目を集めている。本研究では、組込み機器の一例としてデジタルテレビを対象に、その中でも、機能拡張の繰り返しにより大規模かつ複雑となった状態管理ミドルウェアにMBDを導入した。MBDの導入に際し、モデル設計を容易にするため、モジュール構成および制御フローの改変が課題となった。これらを解決してMBDを導入した結果、状態管理ミドルウェアの開発工数を削減できる見通しを得た。

収録刊行物

• 第73回全国大会講演論文集

  第73回全国大会講演論文集 2011 (1), 227-228, 2011-03-02

キーワード

• ソフトウェア科学・工学

詳細情報

• CRID: 1050855522107265792
• NII論文ID: 170000088283
• NII書誌ID: AN00349328
• Web Site: http://id.nii.ac.jp/1001/00107715/
• 本文言語コード: ja
• 資料種別: conference paper
• データソース種別:
  • IRDB
  • CiNii Articles