地方の交通拠点における移動情報提供システムの開発

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抄録

近年、各地の公共交通拠点においては、ユニバーサルデザイン(UD)対応が進められている。特に大都市部や主要な観光地においては、UD対応の一つとして移動制約者を対象とした移動情報提供システムの導入に関する事例が多数報告されている。一方で地方の交通拠点においては経営環境の厳しさもあり、その取り組みは遅れている。そこで、本研究室では盛岡駅をフィールドにUDを考慮した移動情報提供システムの開発を行ってきたが、地下での利用、視覚障碍者向け誘導コンテンツの作成、ユーザビリティの面で課題が残っていた。本稿ではこれらの課題を解決し、多様な利用者に配慮したUDに基づいた移動情報提供システムの開発とその評価について報告する。

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