セルフケアシステムにおけるプライバシーを考慮した生活指標共有機構の試作

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抄録

発達障害者の方が生活していく上で,自分自身の行動特性を理解して他者に説明できる「セルフアドボカシー」と呼ばれるスキルが重要である.これまでの支援現場では,自分の生活指標(生活におけるルーティン)を自覚するために,紙のワークシートを用いたグループワークが行われてきた.本研究では,行動特性の自己理解を支援するセルフケアシステムを開発しているが,個人で利用するアプリを想定しているため,他人の生活指標を参考にできないという課題がある.そこで,他人の生活指標を参考にできるように,プライバシーを考慮した生活指標共有機構を開発する.被験者実験により,生活指標共有機構の有無によって自己理解に差があるかどうかを検証する.

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