GISを用いた原発事故で放出された環境中の放射性セシウムの影響評価とRDBによる並列数値計算

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抄録

東京電力福島第一原発の事故により環境中に放出された放射性セシウムの場所ごとの空間分布について、これから原発近辺の避難指示が出されていた地域が帰還解除になるにあたり、経年変化の予測が求められている。昨年度の情報処理学会全校大会で、主として避難指示が出されていた地域で現状の状態で住民が生活を続けた場合の外部被ばくを推計するシステムの開発を紹介した。この評価を行うための情報は、原子力規制庁による1年毎の航空機モニタリングや、主として自治体による数ヶ月置きの車載モニタリングなどを元としている。これらの情報は、webアプリでRDBのGIS情報として格納されている。この経年変化を求める計算は、RDB上でのSIMD処理に相当する。本研究では、GPUを用いたRDBの高速化の手法などを用い、RDBによる並列数値計算の技法に関して議論する。

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