「ヨーロッパと中世・近代世界」の歴史 : その誕生と老齢化

書誌事項

「ヨーロッパと中世・近代世界」の歴史 : その誕生と老齢化

ジャック・ル・ゴフ著 ; 酒井昌美訳

多賀出版, 1997.7

タイトル別名

Das alte Europa und die Welt der Moderne

ヨーロッパと中世近代世界の歴史 : その誕生と老齢化

タイトル読み

ヨーロッパ ト チュウセイ キンダイ セカイ ノ レキシ : ソノ タンジョウ ト ロウレイカ

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内容説明・目次

内容説明

本書は、中世を重視しながら、近代を把握しようとしています。ル・ゴフ教授の属するフランスの『アナール学派』は、歴史は、3層からなる『持続』から成り立っていると言われます。事件史を中心とする『短期持続』という歴史の層、『中期持続』という—10年、20年、また50年もかかるような—物価のカーヴ、人口増減、賃金の動きのような歴史の層、さらに巨大な『長期持続』というタイム・スパンをもった歴史の層から成り立っていると言われます。特にこの『短期持続』を否定していると言われます。実際、著者は、この著書でも何度となく、『長期持続』を術語として用いながら叙述しています。歴史構造の完成に数百年を必要とする動き、つまり『長期持続』の視点から、著者は、われわれに、近代の意義を説いています。

「BOOKデータベース」 より

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