「市民」とは誰か : 戦後民主主義を問いなおす

書誌事項

「市民」とは誰か : 戦後民主主義を問いなおす

佐伯啓思著

(PHP新書, 022)

PHP研究所, 1997.7

タイトル別名

市民とは誰か : 戦後民主主義を問いなおす

タイトル読み

シミン トワ ダレ カ : センゴ ミンシュ シュギ オ トイナオス

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内容説明・目次

内容説明

「市民」のためと銘打つ政党が結成され、また、外国人ジャーナリストによる官僚社会批判が「市民運動」のテキストとしてベストセラーとなる現代日本。そこで描かれるのは、権力を我がものとする官僚VS.「市民」が主役の民主主義、という構図である。「市民」が、単なる「都市の住民」であることを超えて、神聖な存在に祭り上げられた思想的背景とは何だったのだろうか?戦後日本の思想の歪みを鋭く衝いた意欲作。

目次

  • 第1章 二十一世紀は「市民の時代」か
  • 第2章 戦後日本の「偏向」と「市民論」
  • 第3章 「近代市民革命」とは何だったのか
  • 第4章 ポリスの市民、都市の市民
  • 第5章 「祖国のために死ぬ」ということ
  • 第6章 日本人であることのディレンマ

「BOOKデータベース」 より

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