あなたと読む恋の歌百首
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あなたと読む恋の歌百首
朝日新聞社, 1997.8
- タイトル読み
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アナタ ト ヨム コイ ノ ウタ ヒャクシュ
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内容説明・目次
目次
- 全存在として抱かれいたるあかときのわれを天上の花と思わむ(道浦母都子)
- きみが歌うクロッカスの歌も新しき家具の一つに数えむとする(寺山修司)
- 赦せよと請うことなかれ赦すとはひまわりの花の枯れるさびしさ(松実啓子)
- 春芽ふく樹林の枝々くぐりゆきわれは愛する言ひ訳をせず(中城ふみ子)
- いつかふたりになるためのひとりやがてひとりになるためのふたり(浅井和代)
- 氷河期より四国一花は残るといふほのかなり君がふるさとの白(米川千嘉子)
- 指からめあふとき風の谿は見ゆ ひざのちからを抜いてごらんよ(大辻隆弘)
- 美しき誤算のひとつわれのみが昂ぶりて逢い重ねしことも(岸上大作)
- 良寛が字に似る雨と見てあればよさのひろしと云ふ仮名も書く(与謝野晶子)
- われらかつて魚なりし頃かたらひし藻の蔭に似るゆふぐれ来たる(水原紫苑)
「BOOKデータベース」 より