病跡研究集成 : 創造と表現の精神病理
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病跡研究集成 : 創造と表現の精神病理
金剛出版, 1997.8
- タイトル読み
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ビョウセキ ケンキュウ シュウセイ : ソウゾウ ト ヒョウゲン ノ セイシン ビョウリ
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内容説明・目次
内容説明
精神医学、とりわけ精神分裂病の精神病理学において、著者の名は夙に有名であるが、とかく精神科医の余枝とみなされがちな病跡学の分野で、エピ‐パトグラフィーなる概念を提出し、ムンク、カフカをはじめとする、多くは分裂病圏の天才人の精緻な分析によって、肥沃な領野を切り開いてきたことは正しく評価されていないのではないか。著者が「ムンクの解析を通じて臨床面へのさまざまな派生事項を学びとった思いがする」と述懐するとおり、その思索は実に病者の臨床と芸術家の病跡学的探求との往復運動の過程で育まれ、深化成熟を遂げてきた。本書はその芳醇な成果を、著者自身の入念な校訂を経て集成したものであり、精神病理学徒にとってもパグラーフにとっても、かけがえのない財産というべきものである。
目次
- 1 導入として
- 2 アントロポグラフィー(人間誌)のほうへ
- 3 ムンク病跡の脈絡
- 4 展開と生成と
「BOOKデータベース」 より