月は東に : 蕪村の夢 漱石の幻
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月は東に : 蕪村の夢 漱石の幻
(新潮文庫, も-11-6)
新潮社, 1997.7
- タイトル読み
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ツキ ワ ヒガシ ニ : ブソン ノ ユメ ソウセキ ノ マボロシ
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内容説明・目次
内容説明
江戸の文人蕪村と、明治の文豪漱石。この二人の間には、磊落な心境に達したいという共通の夢があった。著者は、十五、六歳の頃に二人の作品に親しみ、その驚くべき類似点に気づいた。『草枕』は、蕪村が俳諧で描いて見せた一種の理想郷に惹かれた漱石が、それを小説化したものだ。それどころか主人公の画家は、蕪村自身に違いない—豊富な知識と卓抜な推理が冴える、生きた日本人論。
目次
- ポケットの蕪村
- ポケットの漱石
- 第三の道
- 俳諧念仏
- 雨の日
- 馬提灯
- 秋津島
- 小さな宇宙
- 道草
- 猫と狐
- 梅と百合
- 春の行方〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より