大正幻影
著者
書誌事項
大正幻影
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1997.5
- タイトル読み
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タイショウ ゲンエイ
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注記
1990年10月新潮社より刊行
内容説明・目次
内容説明
佐藤春夫、永井荷風、谷崎潤一郎、芥川龍之介…隅田川を原風景とし、その水辺を描き続けた作家たち。彼らはなぜそれほどまでに隅田川の風景を必要としたのか。大正文学に共通する幻想性をたどり発見する「幻影の町」。平成三年度サントリー学芸賞受賞。
目次
- 川を渡って幻影のなかへ
- ビーダーマイヤーのささやき
- 花の感受性
- 幻影の街
- 路地裏の散歩者たち
- 文士が映画と出会うとき
- 自己分裂という物語
- 「水の都」のユートピア
- 支那服を着た少女
- 異国への憧憬
- 南方の夢草
- 廃墟のなかの幻覚
- 病める名探偵たち
- 「紙上建築」の世界
- 神経衰弱と死
- 「幻影」を求めた大正作家たち
「BOOKデータベース」 より