震災復興の経済学 : いま東京を大地震が襲ったら

書誌事項

震災復興の経済学 : いま東京を大地震が襲ったら

鈴木浩三著

古今書院, 1997.9

タイトル読み

シンサイ フッコウ ノ ケイザイガク : イマ トウキョウ オ ダイジシン ガ オソッタラ

大学図書館所蔵 件 / 57

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

本書は、東京が大地震に襲われた直後から、東京の経済機能の復興を図っていくにあたって直面する諸問題とともに、その解決への視点を示すものである。日本経済と「経済都市」東京のサバイバルを図るという視点からみると、震災後の東京の経済復興は、人命救助や都市施設の復旧とは別次元の問題として、非常に重要かつ緊急のテーマになっている。ところが、平成七年一月の阪神大震災の教訓にもかかわらず、この分野に関する国や地方自治体による取り組みは、あまり進んでいない状態に近い。そこで、この本では、大地震と交通、流通、住宅、中小企業についての問題点を整理するとともに、それらを含む経済システムの復興に向けた提言を行った。さらに、関東大震災に引き続く昭和金融恐慌当時における東京府の対応を紹介し、「平時」の行政の対応がいかに重要かという点を指摘した。

目次

  • 1 大震災後の東京の経済復興に向けて
  • 2 震災後の交通システム
  • 3 物資のストックと流通
  • 4 住宅再建による市民生活の経済復興
  • 5 東京の経済復興と自由貿易地域
  • 6 中小企業の復興
  • 7 中小企業の復興資金
  • 8 関東大震災から昭和金融恐慌時の金融対策—東京府の信用組合対策を中心に

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ