ニーチェとその影
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ニーチェとその影
(講談社学術文庫, [1295])
講談社, 1997.9
- タイトル読み
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ニーチェ ト ソノ カゲ
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注記
原本(1990年 未来社刊)に、四「自由と権力」(「現代思想」1981年3月号)を新たに加えたもの
内容説明・目次
内容説明
「私の物語るのは次の二世紀の歴史である。」西欧的近代文明の根底からの批判者ニーチェは、自身の予言どおり没後一世紀となる現在も、偉大なる同時代者の輝きを失わない。1970年代のフランス思想の近代批判においてニーチェの精神は甦り、一方ドイツのハーバーマスは「力への意志」は非合理性への転回だと激しく論難した。後代の批判をも踏まえて、ニーチェを今どう読むべきかを第一人者が説く。
目次
- 1 初期ニーチェの学問批評について—ニーチェと古典文献学
- 2 解釈、芸術、力への意志
- 3 ニーチェと哲学的人間学—あるいはニーチェ対哲学的人間学
- 4 自由と権力
- 5 教養主義批判から自然と芸術の回復へ—ニーチェとホルクハイマー=アドルノ
- 6 芸術による反抗の位置づけをめぐって—ニーチェとハーバーマス
- 7 市民文化への批判的視点—ネオ・マルクシズムと保守革命
「BOOKデータベース」 より