徳川慶喜 : 近代日本の演出者
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書誌事項
徳川慶喜 : 近代日本の演出者
(NHKブックス, 807)
日本放送出版協会, 1997.9
- タイトル読み
-
トクガワ ヨシノブ : キンダイ ニホン ノ エンシュツシャ
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注記
参考・引用文献: p275
内容説明・目次
内容説明
家康以来の傑物といわれた“最後の将軍”徳川慶喜は、尊王攘夷運動と公武合体運動のただなかで煩悶し、ついに二百余年の江戸幕府を終焉させ、歴史の彼方に自らを消し去ってしまった。歴史変革の嵐の中で、最後の将軍職を担った慶喜は、いかなる展望のもとに、「大政奉還」を決断し、幕府の幕引き役を演じたのか。時代を見据えながら、慶喜が描いた国家構想とは、どのようなものであったのか。第十五代将軍・慶喜の生涯をたどり、近代の内実を問いなおす。
目次
- 序章 暁闇の海—開国への大いなる潮流と尊王攘夷
- 第1章 一橋家相続—将軍家慶の期待と斉昭の野心
- 第2章 神龍の一鱗—将軍継嗣をめぐる政争
- 第3章 将軍後見職へ—尊王攘夷運動と公武合体運動の只中に
- 第4章 幕政改革と慶喜の苦悩—幕府、朝廷そして第三勢力の台頭
- 第5章 大政変のうち・そと—慶喜の権謀と演技
- 第6章 禁裏守衛総督として—長州追討の緊張と焦燥の日々
- 第7章 大政奉還の深層—最後の将軍の政権
- 終章 彼方に—この世をばしばしの夢と聞きたれどおもへば長き月日なりけれ
「BOOKデータベース」 より