遥かなるわが町
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遥かなるわが町
(集英社文庫)
集英社, 1997.6
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- タイトル読み
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ハルカ ナル ワガマチ
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注記
TBS金曜ドラマ(脚本:山田洋次)の小説化
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784087485110
内容説明
小樽。丘の中腹に蔦のからまる洋館がある。その主、初老の英文学教授・鳴海冬吉は、痩身、頑固で浮世ばなれした性格だが、学生にも隣人にも不思議と愛される人物である。早春のある日、別れた妻のもとに残してきた娘の春子が突然訪れた。10年ぶりの再会だった。東京での生活に神経をすり減らしていた春子は、小樽の駅に降りたときから、故郷の町へ帰ってきたような安堵を感じていた。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784087485127
内容説明
古書店の女主人で麗しき未亡人のお千代さんと、鳴海の間の互いに淡い恋心。榊原教授の、同僚の矢崎女史への恋。そして春子にも愛の芽生えが見えてくる。留萌の小学校の教師で、熊に足を噛まれて静養中の隣家の息子・亮助が、春子に心を寄せているようだ。小樽の深緑の爽やかな風に吹かれ、温かい人々の気持ちに触れて、春子の心はいやされ、やがて、新しい生活へと旅立つ日が…。
「BOOKデータベース」 より