分裂する現実 : ヴァーチャル時代の思想
著者
書誌事項
分裂する現実 : ヴァーチャル時代の思想
(NHKブックス, 809)
日本放送出版協会, 1997.10
- タイトル別名
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分裂する現実
- タイトル読み
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ブンレツ スル ゲンジツ : ヴァーチャル ジダイ ノ シソウ
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注記
引用・参考文献: p269-278
内容説明・目次
内容説明
オウム真理教事件、神戸小学生連続殺人事件…リアルとヴァーチャルの混同の果てに生じたと言われる、これら今日のカタストロフィの背後では、現実から遊離した宗教的・呪術的な言葉が、自律的な価値をもって暴走していたことに著者は着目する。なぜ、言葉と現実の関係が転倒するのか?その転倒をめぐって、何らかの歴史的規則性は想定可能か?—さまざまな言語論の比較検討に加え、思想、文学、歴史、精神医学など、多様な「知」の集積を通し、現代社会の深層に切り込む意欲作。
目次
- 序論 ヴァーチャル・リアリティの世紀末的展開
- 第1部 自律する言葉、分裂する現実(固有名の怪物化;現実的恣意性とは何か;虚構の果て)
- 第2部 ヴァーチャル時代の思想—今日のストイシズム(コペルニクス的再転回;言語の却火;大火(エクピュローシス))
- おわりに 「現実の分裂」を超えて—ニュー・ストイシズム宣言
「BOOKデータベース」 より