マルコ・ポーロは本当に中国へ行ったのか

書誌事項

マルコ・ポーロは本当に中国へ行ったのか

フランシス・ウッド著 ; 粟野真紀子訳

草思社, 1997.11

タイトル別名

Did Marco Polo go to China?

マルコ・ポーロは本当に中国へ行ったのか

タイトル読み

マルコ ・ ポーロ ワ ホントウ ニ チュウゴク エ イッタ ノカ

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索引あり

内容説明・目次

内容説明

いまから七百年前のことである。ヴェネチア商人の息子マルコ・ポーロは、父と叔父とともにはるばると中央アジアの砂漠を越え、未知の国、中国へたどりついた。一行はこの地に二十年間とどまるが、とりわけマルコはフビライ・ハーンの覚えめでたく、皇帝の使節となって中国各地をめぐり、江蘇省揚州の知事までつとめたという。だが、と著者のウッド女史は考えた。マルコ・ポーロははたして本当に中国へ行ったのだろうか。マルコが帰国後に語った旅行談、『東方見聞録』には、なぜ万里の長城や纏足や茶のことが出てこないのか。当時の中国の記録にマルコ・ポーロ一行について何ひとつ記されていないのはなぜなのか。現存する『東方見聞録』の手稿と刊本の来歴、そこに使われている言語、そしてポーロ家の歴史に関する最新の研究成果をもとに、疑問の解明に乗り出したウッド女史が導き出した、あっと驚く新解釈とは。

目次

  • 実際の旅はどうだったのか
  • いったいなぜ極東へ
  • 東方へ目指す宣教師たち
  • プレスター・ジョンと東方の三博士
  • 旅行記にあらず
  • ゴーストライターと最初の愛読者
  • テクストの言語
  • マルコがいったこと、いわなかったこと
  • アイスクリームとスパゲッティ
  • 壁また壁〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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