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ルカーチ弁証法の探究

高幣秀知著

未来社, 1998.2

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ルカーチ ベンショウホウ ノ タンキュウ

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Description and Table of Contents

Description

本書は、今世紀初頭のウェーバーから現在のフランクフルト学派に至るドイツ社会哲学の思想史的展開のなかで、ルカーチ(一八八五〜一九七一)が占める独自の位置と意義を探究する。ウェーバーの仕事の批判的継承関係のうちに形成された初期の思想、そしてファシズムやスターリン時代の後、フランクフルト学派との競合関係のうちに再構成されようとした晩年の思想に研究の焦点が置かれ、ウェーバー、フランクフルト学派に関するこれまでの諸研究の欠落部分を補完することが意図されるとともに、そのうえでルカーチの弁証法思想が何を継承されるべき遺産として、そして何を未決の課題として残しているのか、を解明する。

Table of Contents

  • 第1部 初期ルカーチにおける弁証法的方法の成立—同一の主体・客体概念の形成過程
  • 第2部 ルカーチ弁証法の基幹編成—ウェーバー・ルカーチ・フランクフルト学派
  • 第3部 ルカーチ弁証法からの展開—存在・論理・批判

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