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日本古代の医療制度

丸山裕美子著

(歴史学叢書)

名著刊行会, 1998.5

タイトル読み

ニホン コダイ ノ イリョウ セイド

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注記

付録 本書で言及する主な医書一覧: p277-290

内容説明・目次

内容説明

日本古代史研究にとって、唐令の復原と日・唐律令の比較研究とは、欠くことのできない課題である。著者は、医疾令を中心に、実証的にこの課題に取り組み、覚醒すべき成果を上げている。本書は、この医疾令を中心とする唐令の復原と日・唐律令の比較研究をはじめ、正倉院文書、木簡・漆紙文書などを駆使して、日本古代の医療・医薬制度を追究し、さらに屠蘇の習俗、日・唐の年中行事、節日・休暇、地方教育上の教科書までを究明している。

目次

  • 第1章 日唐医疾令の復原と比較
  • 第2章 天皇の薬(合和御薬条)
  • 第3章 医針生の教科書(医針生受業条)
  • 第4章 年料雑薬の貢進と官人の薬(諸国輸薬条・五位以上病患条)—藤原宮出土の薬物木簡
  • 第5章 写経生の病気と治療—請暇解・不参解と薬物請求文書
  • 第6章 天平宝字2年の詔と酒と「薬」
  • 第7章 供御薬儀の成立—屠蘇を飲む習俗
  • 第8章 仮寧令と節日—律令官人の休暇
  • 終章 『医心方』の世界へ—天平9年の典薬寮勘文と太政官符
  • 付論(唐と日本の年中行事;日本古代の地方教育と教科書)

「BOOKデータベース」 より

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