ダーウィンの衝撃 : 文学における進化論
著者
書誌事項
ダーウィンの衝撃 : 文学における進化論
工作舎, 1998.5
- タイトル別名
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Darwin's plots : evolutionary narrative in Darwin, George Eliot and nineteenth-century fiction
- タイトル読み
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ダーウィン ノ ショウゲキ : ブンガク ニオケル シンカロン
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注記
原著(c1983)の翻訳
解題: 富山太佳夫
主要参考文献: p472-481
内容説明・目次
内容説明
ダーウィンの『種の起源』は、1859年に発表されるや、幅広い層に衝撃をもたらした。この本は、時間と変化に注目したことで、物語と似たところがあり、いわば一種の文学的テキストとして読むことができたのである。ジョージ・エリオット、トマス・ハーディら、19世紀の英国の作家たちも進化論に染まり、彼らは自らの物語を織りなしていくさいに、さまざまなかたちでこれを取り込み、また反発もしていった…。本書は、ダーウィンが用いた隠喩、プロットを分析し、彼が『種の起源』を書くうえで当時の文学から受けた影響、そして彼の進化思想が19世紀小説の構造に与えた影響などを克明に探っていく。ダーウィン研究、英文学研究の里程標として、高い評価を受けた一書である。
目次
- 序論
- 第1部 ダーウィンの言葉(悲劇のような喜び—想像力と物質界;適応と不適応—擬人観と自然秩序)
- 第2部 ダーウィンのプロット(『種の起源』における相似、隠喩、語り;ダーウィン流神話)
- 第3部 反応—ジョージ・エリオットとトマス・ハーディ(ジョージ・エリオット、『ミドルマーチ』;『ダニエル・デロンダ』と未来の生の概念;由来と性選択—語りにおける女性;人間的スケールの発見—ハーディの小説におけるプロットとエクリチュール)
「BOOKデータベース」 より