古事記の文字法
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書誌事項
古事記の文字法
笠間書院, 1998.6
- タイトル読み
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コジキ ノ モジホウ
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注記
参考文献: p350-353
内容説明・目次
内容説明
古事記が生み出された時代、和語を漢字で表記することは、まだ自明の行為ではなかった。古事記のテクストは、「和語を—漢字で—書く」という創造性をはらんだ混沌のなかで成立した。著者はこの根源的な出来事に正面から挑み、本文の表記史的位相・用字法・構文法の問題など、重層的な視点から古事記の文字法を解析し、『書くことの文学』が誕生する現場に迫る。
目次
- 第1章 古事記は、だれが書いたか
- 第2章 阿礼誦習本の系統
- 第3章 記定・誦習・撰録
- 第4章 偽書説後の上表文
- 第5章 本文と訓注
- 第6章 本文と訓注・続
- 第7章 和語表現としての助字法
- 第8章 「以」と「而」の書き分け
- 第9章 「〜(之)時」の構文と、その文体的位相
- 第10章 「於〜」の構文と、その表記史的位相
- 第11章 文字構文の方法
- 第12章 書かれた世界の由来について
「BOOKデータベース」 より