書誌事項

古事記の文字法

西條勉著

笠間書院, 1998.6

タイトル読み

コジキ ノ モジホウ

大学図書館所蔵 件 / 137

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献: p350-353

内容説明・目次

内容説明

古事記が生み出された時代、和語を漢字で表記することは、まだ自明の行為ではなかった。古事記のテクストは、「和語を—漢字で—書く」という創造性をはらんだ混沌のなかで成立した。著者はこの根源的な出来事に正面から挑み、本文の表記史的位相・用字法・構文法の問題など、重層的な視点から古事記の文字法を解析し、『書くことの文学』が誕生する現場に迫る。

目次

  • 第1章 古事記は、だれが書いたか
  • 第2章 阿礼誦習本の系統
  • 第3章 記定・誦習・撰録
  • 第4章 偽書説後の上表文
  • 第5章 本文と訓注
  • 第6章 本文と訓注・続
  • 第7章 和語表現としての助字法
  • 第8章 「以」と「而」の書き分け
  • 第9章 「〜(之)時」の構文と、その文体的位相
  • 第10章 「於〜」の構文と、その表記史的位相
  • 第11章 文字構文の方法
  • 第12章 書かれた世界の由来について

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ