賢治鳥類学
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賢治鳥類学
新曜社, 1998.5
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ケンジ チョウルイガク
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引用・参考文献: p383-387
Description and Table of Contents
Description
イーハトーブとは、耳をすませばバード・カントリーだった。宮沢賢治の作品において、鳥はしばしば物語の転換が行われる場面に登場し、重要な役割を果たしている。賢治にとって「鳥」とは何であったのか。従来、賢治の鳥は幻想的なものとのみとらえられてきたが、その鳴き声にじっと耳傾け、その行動をたしかめながら、生態から賢治文学の魅力に迫ろうとする。賢治の全作品、草稿、メモ、手帳、書簡などいっさいに出てくる鳥の名前を網羅した巻末の「宮沢賢治バードウォッチング」は、貴重な資料である。
Table of Contents
- 第1部 身近な鳥(ヒバリ—すきとほった波をたてるもの;ウグイス—青い折線グラフ ほか)
- 第2部 家禽類その他(アヒル・セキセイインコ・黒白鳥・レンジャク;ガチョウ—仏の三二相 ほか)
- 第3部 水辺の鳥(ミソサザイ、そしてオナガ—名前なんか気にならない;アホウドリ—知らない者は阿呆鳥 ほか)
- 第4部 山野の鳥(イワツバメ—海抜六千八百尺の鳥の声;ワシ—鳥の王者 ほか)
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